最近はセクハラ問題が騒がれていますね。
そして前にはイジメ問題や体罰の問題なんかもありました。
このどれにも共通するのが、弱者を嫌な気持ちにさせるという所です。
そこで我々は、セクハラは止めよう、イジメを無くそう、体罰は禁止という具合に弱者を守ろうとしてきました。
こうすれば嫌な気持ちにならなくて済みますし、素晴らしいですね。
しかしですね、私はこれ、問題があると思っています。
例えばイジメを見ると、『その程度のイジメで自殺するの?』ってニュースがよくあります。
私が学生の時代だったら、クラスの男子の半分が自殺していてもおかしくありません。
体罰も、少し頭を叩いただけで大問題です。
或いは廊下に立たせただけで責められます。
セクハラはもう何でもセクハラの一言で片づけられるくらい幅が広くて把握しきれません。
それでもその悪い所を取り除けば、社会は住み良くなっていくのでしょう。
でもですね、よく考えてください。
世の中そんなに甘い世界ですか?
悪いヤツはいなくなりますか?
理不尽な事は無くなると思いますか?
たとえ日本でそれができたとしても、これからの未来はグローバル化がドンドン進むでしょう。
日本人はこの先、世界と戦わなければならないのです。
そこで、今日本が向かっている方向で太刀打ちできますか?
理不尽に負けて、気が付けば日本は中国の支配下に入っているかもしれませんよ。
その時、『中国人は日本人を好きにイジメてもいい』なんてのが常識の世界になるかもしれません。
果たしてこのまま進んだ先の日本人が、その理不尽を跳ね返せるでしょうか。
或いは少なくとも耐えて行けるでしょうか。
年間自殺者が100万人を突破とか、そんな悲しい未来になる可能性があります。
だからですね、確かにセクハラはいかん、イジメかっこ悪い、暴力教師反対、とは言えですね、だったらそれとプラスして、強い精神力を鍛える事もしていく必要があると思うのです。
女性だって社会に出て世界と戦っていくんだとしたら、なまっちょろい考えでは駄目でしょう。
世界にはまだまだ理不尽がいっぱいなのです。
小さい頃から柔道や剣道なんかで精神力を鍛え、強い人間にならなければなりません。
まあそうすると、自然とセクハラやイジメ、暴力教師にも負けない人間になって、問題が問題でなくなる可能性もあるわけです。
精神力を鍛えられたら、セクハラやイジメをしようとする人もいなくなるし、機嫌が悪いからと教師が生徒にあたる事もなくなるでしょう。
住み良い社会にするという発想は否定しません。
でも、今の日本に大切なのは、心身共に強い子供を育てるという事ではないでしょうか。
これからの時代を考えても、理不尽に負けない人材が必要です。
少し発想の転換をして、みんなで強くなるという方向を目指してみるのが良いのではないかと私は思います。