父親は言います。
「この年になると楽しみは食べることだけやねん。だから美味しいもんが食べたいねん!」
なるほど、その気持ちは分かります。
「だから自分で料理が作れるなら作りたいよ。料理学校にも行きたいと思うよ。」
ほうほう。
でも今は料理のレシピも色々調べられるし、独学でもできるのではないでしょうか。
そう言うと父は言います。
「自分で勉強は無理やねん。誰かに教えてもらわんと。」
確かに私もプログラムを独学で勉強してきましたが、どうしても教えてもらわないと分からない所もあります。
でも料理は、教えてもらったからと言って美味しいものになるかは分かりません。
父は好みが偏っているので、教えてもらっても半分以上は受け入れられないと思うのです。
それを伝えるとこう返ってきます。
「囲碁でもそうやん。ある程度は強くなれるけど、それ以上は教えてもらわんとあかん。」
う、うん、それはそうなんだけれど料理の話とは違うのではないでしょうか。
「でもな、高い金払ってそこまで強くなりたいと思わんやろ?だからええねん。」
おーい!
我が父親は何が言いたいのでしょうか。
自分が納得できる美味しいものを作りたいなら、独学でも行けるんじゃないかって話なのに、話がドンドンずれてる、というか違う話になっているのですが。
どうも我が父は、話の雲行きが怪しくなると話を逸らす癖があるようです。
きっと自分で料理をするつもりなんてないのです。
もっと美味しいものを誰かに作ってもらいたいだけなのです。
そんなところではないでしょうか。
もしそうなら、こういう言い方は逆効果になるかもしれませんね。
おそらくは何も考えず言っているのだとは思いますが‥‥
ε===(っ≧ω≦)っ秋華