こういうものの考え方はした事がなった気がします。
君主と臣民の代表者である議会が共同で政務を執り行う事、それが『君民同治』と言うらしいです。
それを過去の偉い人、我妻栄という人が無理だと言っていたそうです。
つまり皇室は日本にはいらないという考えです。
否定する理由は簡単単純です。
ドイツ、ロシア、フランス、何処も無理だったからだという事です。
でもですね、日本ではずっとやっていましたよね。
少なくとも皇室の存在自体がデメリットになった事は歴史上ほぼ無かった気がするのですが‥‥
日本では成功しているわけで、理屈に合わないから否定するってのも無理があると思うのです。
そういえばあの大人気アニメ銀河英雄伝説では、ミッターマイヤーとロイエンタールが議論していました。
オーベルシュタインのナンバーツー不要論についてです。
ロイエンタールが言っていましたよね。
『理屈に合わないからと言って上手くいっているものを無理に変える必要があるのか』
このアニメでは結局、無理に変えようとして失敗しました。
理屈では語れない部分というのは必ずあるのです。
だからと言って全ての理屈を否定しているわけではないですよ。
概ね理屈というのは大切にするべきだと思います。
でも既に上手くいっているものに関しては、それはちゃんと成功例として受け止めるべきなのです。
何故日本には皇室が二千年以上も続いているのでしょうか。
何故他の国では続かなかったのでしょうか。
理屈ではまだ解き明かされていない何かがあるのです。
そんなわけで、君民同治の可能性はあります。
全てを否定できるものではありません。
それにどこまでとか、役割とか、必ずバランスの取れるやり方というのはあると思うんですよね。
日本のやり方は、皇室と日本人にとってまさに合致したのでしょう。
何度も言いますが、理屈に合わないからと言って上手くいっている事を否定はできません。
むしろ何故上手くいっているのかその部分を考えるべきです。
上手くいっているものを駄目だというのなら、理屈だけではなく実際に上手くいっていない部分を提示してもらいたいです。
まあ、我妻栄さんの言っていた事は、今の時代を見れば間違いだったという結論がでたのではないでしょうか。
結果論で完全な判断もできませんが、とりあえず現時点ではそういう判断になるのでしょう。
それなのにグダグダいう人が日本の中に一定数いるとか、これも理屈では分からないものですね。{笑}