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2019年12月25日水曜日

初めてMMTについて語ってみる 正しいリフレ政策との違いはこう感じる 必要なのは減税です!!

私は、政治や経済、歴史について語っている人の中で、2人大きな支持をし信頼を置いている人がいます。
一人は神谷宗幣さんで、もう一人は倉山満さんです。

神谷さんはバランスの良い判断を推しています。
実は私、自分自身で自分の判断力のバランスは認めています。
私は昔から争い事が好きではなくて、常に対立する両者の間で、どちらにも良い顔ができる答えを探し見つけながら生きてきました。
だからバランスが良いというのとは少し違いますが、ある程度正解に近い答えを結果的に出せるようになったと思っているわけです。
そんな私と近いバランスを持っているのが神谷宗幣さんなわけです。
答えだけを見れば結果的に似た考えを持った人と言えるわけですね。
ただ、私のような考えでその答えを出しているのかは知りません。
とにかくバランスが良い人だからとんでもない間違いは侵さないだろうと思うわけで、だから信頼し支持している方です。



倉山満さんは、常に事実と理屈からしっかりとした答えを出す人なので、まず間違える事のない人だと感じています。
もちろんその答えがベストなのか、或いは失敗しないのかと言えば、理屈を超える答えが出る事もあるわけですし、絶対とは言えません。
でも、少なくとも常に正解の中の一つを提示してこられる方だと思うので、倉山さんの意見はどんな時も参考になるわけです。
聞かなくても良い話が一つもないと言う意味で、最も信頼し支持している方なのです。

そんな私の支持する両者とも、Youtubeで自分のチャンネルを持っています。
神谷さんはCGS、或いは政党DIYというチャンネルを、倉山さんんはチャンネルくららを配信しています。
当然私は積極的にそのチャンネルを見るようにしています。

それで最近、そんなチャンネルを見ていて気になる方が出てきました。
渡瀬裕哉という方です。
渡瀬さんは両者のチャンネルに出演し、最近発言力を増している方です。
話も面白く、特にアメリカの政治に詳しい方ですね。
結構気にして見ているのですが、そんな渡瀬さんが最近ツイートでMMTを叩きまくっておられたので、では私も少しMMTについて話してみようかなと、そんな流れで今日はMMTについて話します。

前置きが長くなってしまいましたが、もう一つ前置きとして、ちなみに私はMMTにそんなに詳しいわけではありません。
あくまで印象として語る部分が多い事をご了承ください。

まずMMTはリフレ政策に似ていると言われています。
まあ根本的な所は同じなわけです。
お金の流通量が増えればお金の価値は下がり、インフレになって景気が良くなります。
逆に流通量が減ればお金の価値は上がり、デフレになって不景気になるという考えです。
この考えは間違いなく、これに対して批判否定する所はありません。
しかし流通量を増やしたところで、流通しなければその効果は最低になります。
例えば10兆円のお金を一人の人に与えたとして、その受け渡しによって起こった生産と納税分は必ず効果として現れます。
しかしそのお金を使わず貯蓄したとしたら、それはその最低限の効果だけで終わってしまうわけです。

ではどうすればいいのでしょうか。

リフレ政策ならば基本は金融緩和ですが、財政政策を伴う場合は、効果的な所への投資、或いは過去のデータから判断をくだし、その額や使い道を決めるもののように感じます。
一方MMTは、国はいくら国債を発行しても破綻はしないから、何処でもいいからドンドン金をばら撒くというやり方に感じます。
そしてもしもやり過ぎた場合は、増税によって過熱する景気を止めるというわけです。
リフレ政策の場合は、上手く調整して行こうって話かと思います。
分かりやすくいうと、例えばAの病気だとして、リフレ政策は薬の種類や量をしっかりと考えて吞みましょうという話で、MMTはとにかく薬を沢山のんで、それで副作用によるBの病気になったら、またそれ用の薬を飲めばいいという考えです。

確かにリフレ政策でも景気が過熱した際に覚ます方法として、増税というのはあります。
でも過熱する事が前提ではありませんし、その場合の方法の一つにすぎません。
基本は過熱しすぎないように注意し、もしもそうなっても貨幣量の調整だけでできる事が理想です。
MMTは薬によって、健康と不健康を行ったり来たりするもののように思えます。
更に、もしも薬を呑みすぎたら、それだけで致命傷になる可能性があるのではないでしょうか。
物価や景気は、緩やかなインフレで安定している事が理想です。
MMTでは最初からその理想を捨てているように思えるのです。

ではなぜその理想を捨てるのでしょうか。
無理だからでしょうか。
私は違うと思います。
これは景気を行ったり来たりする事で儲けたい人の方便ではないでしょうか。
お金を動かして儲けている人ってのは、景気が良く成ったり悪く成ったりしてくれた方が儲かるわけです。
もしも株価が1ミリも動かなければ、株取引をしている人は手数料分損する事になります。
儲ける為に景気を行ったり来たりさせたい人が、MMTなんて考えを作ったように私には思えてなりません。

私は、デフレで不景気の時に、金融緩和で貨幣流通量を増やし、財政出動して金をばら撒く事は否定しません。
でも、なんでもやればいいというものでもないのです。
より効果のあるやり方で、より安全で、より分かりやすく、より公平な方が良いのです。
いや、そうでなくてはなりません。

MMTはドンドン金をばら撒けと言います。
景気が過熱したら増税すればいいのだから、やるだけやればと言うのです。
でも何か引っかかりますよね。
なんだか増税する為の方便にも聞こえるのです。

何でもいいから金をばら撒く?
それよりもより効果的なばら撒き方をした方が良くないですか。
リフレ派の方からはその方法について声が聞かれます。
結果的にはMMTを推す山本太郎氏なんかも言っていますが、もっとそこを言った方が良いのではないでしょうか。

もっとも公平で最も効果のある金のばら撒き方は、『減税』ですね。

リフレ派からもそんなに聞こえてくるわけではありませんが、何故そこを言わないのでしょうか。
増税は逆噴射だとかって批判はありますよ。
でも増税自体が金融引き締めの効果そのものであるのではないでしょうか。
逆噴射どころか逆回転ですよ。

だから『金をばら撒け!過熱したら増税だ!』と言われると、目的が増税なのではと思えてくるのです。
MMTで100兆円ばら撒けという人がいるのなら、税金を無くしてしまえばいいじゃないですか。
国債発行でやっていけるのなら、経済が過熱するまで無税にし、過熱したら税金を取る形でもできるはずです。

国の借金1000兆円なんて嘘っぱちだってのは、確かに嘘っぱちです。
ですが多すぎて良いモノでもありません。
その分誰かが資産を蓄えているわけですが、いざそれが一気に市場に出てきたらどうなるでしょうか。
やはり混乱の種にはなるのです。
だからマイルドにインフレしつつ、資産上昇に対して貨幣価値を下げ、資産価値も増え続けないような対応は必要です。
そしてそれで安定させる事は重要な事です。
MMTでは安定してそれができませんね。

理想をいうと、デフレの時は減税、インフレが過熱した時は増税、そしてマイルドなインフレの中で常に少しずつ通貨量を増やしていくのがいいのです。
金融緩和をしても、増税で貨幣の流通量を減らしたら意味がありませんね。
だからアベノミクスでは全然デフレを脱却できないのです。

正しいデフレ下でのリフレ政策というのは、金融緩和をしつつ減税(ある意味財政出動でもある)をする事です。
今はその減税という部分を無くして逆に増税しているからマイナス金利でも駄目なんです。
MMTは更に悪いです。
物価の調整を単なるバラマキと増税でしようというのです。
景気の乱高下の中、結局薬も効きづらくなって、気が付いたらハイパーインフレですかね。
当然格差は広がり、その時弱者にだけ金をばら撒けば、不公平な社会から逃げる人と壊そうとする人で混乱しますよ。

デフレ下で金融緩和、これは当然です。
そして財政出動が効果的、これもそうです。
ではその財政出動はどう使うのが理想的か。
最も公平で効果があるのは減税であり、ある意味これこそ金融緩和です。
逆に増税は金融引き締めと同じです。

MMTは、景気の乱高下を生み出し、金を転がして儲ける金持ちが望む市場を作り出す方便に感じます。
或いは増税する為に行うもののようにも思えます。
更にこんな事をしていたら混乱を生み出す気がします。
だから私がやるならリフレ政策であり、財政出動をするのなら基本は減税という事でしょう。
まあ国防費増額とか、一部減税以外に賛成する所もありますが、基本は減税ですね。
必要な公共事業も否定はしません。
特に私は所得税の低所得者減税を推しています。
金が使いたい人に金を送る、これが最も大切な事だと思いますから。
さすれば金も廻り、景気回復デフレ脱却も早く実現できると思います。

かなり殴り書きしてきましたが、伝わったでしょうか。{苦笑}
しっかりまとめて書けばいいのでしょうけれど、まあこれで金を貰っているわけでもないし、部分的に言いたい事が伝わっていればそれでいいでしょう。

何にしても今やってほしいのは、低所得者の所得税減税です!!
MMTは疑問、リフレ政策も効果的に!!

ちなみに何故渡瀬さんの名前を最初に出したのかですが、『減税』 を最も推していらっしゃる方なのですよね。
少なくとも今、最も正論を言ってらっしゃる方なのではないでしょうか。
そんなわけで、渡瀬さんの本もオススメしておきます。{笑}

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