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2019年12月10日火曜日

川崎市のヘイトスピーチ罰則条例が駄目な訳 これは規制するべきものではない!

まず最初に言っておきたい事があります。
法律でも条例でもそうですが、規制はなるべく無い方が良いという事です。
自由というのは幸せの条件の一つであり、規制はその自由を奪うものとなります。
必ずしも不自由が不幸かと言えば、私はそうではない時もあるとは思っていますが、でもこれは現代において基本的な考えの一つです。
自由はとても大切であり、それを縛る法律や条例はできるだけ無い方が良いのです。

ではあえて規制が必要な場合というのはどういう時でしょうか。
或いは、規制するべきものとそうでないものの違いは何処にあるのでしょうか。
ヘイトスピーチは規制するべきではないものだと、どうして言えるのでしょうか。
行為規範や道徳規範は法規制すべきものではなく、裁判規範は何故別なのでしょうか。
もちろん、行為規範も法整備されているものがありますよ。
でもそれは大抵の場合、行為を規制されているのではなく、結果を規制されているのです。
『殺人はしてはいけない』は行為規範ですが、『人を殺したら死んだ』という結果は裁判規範です。
これらは別なのです。
だからヘイトスピーチも、それによって『誰かが体調を崩した』とか、誰かに損失を与える結果になれば、それはそれで裁かれます。
名誉棄損、侮辱なんかも罪に問われます。
ちゃんと基準はあるのです。

ではヘイトスピーチについて少し話します。
私の知り合いでこんな事を言う人がいます。
『俺はみんな助けてやったのに、なんでかみんな傍からおらんようになる』
この人は日々こういう事を言って、人は信用できないものだと思い込んでいます。
でも私から見れば違います。
この人から人が離れていくには、相応の理由があるのです。
そうです。
ヘイトスピーチですね。
或いはそのように捉えられる暴言とでもいいましょうか。
とにかくその人は、相手がどう思うかとか、そんな事はお構いなしに思った事を汚い言葉で発言してしまいます。
だから人が離れていくのです。

ヘイトスピーチは、人が離れ、友達がいなくなり、社会的制裁を受けるものなのですね。
その言葉が間違っていると思えば、国民は個々の判断でその人に対してなんらかの制裁を加えるものなのです。
信用を無くすのです。
逆に良い事をすれば、人は集まり、友達は増え、社会は住み良い所となるでしょう。
こういうものは規制する必要がありません。
国民一人一人によって制裁が科せられ、相応の罰は既に受ける事になるからです。
公平に審判が下されているのです。
だからわざわざ規制して、まして罰則を設ける必要はないのです。

逆に法整備しなければならないものはなんでしょうか。
まさに逆ですね。
社会的制裁が圧倒的に足りないものや、社会的制裁が働かないものです。
他にも結果として誰かの損失を生むものや、公平を担保するためのルールだったりもします。
そしていずれにしても、規制は『公平』というのが条件になります。
更に基本的には『結果』に科せられるものなのです。

上記した通り、ヘイトスピーチによって『人が病気になった』となれば、これは傷害罪として罰を負います。
でも決して、ヘイトスピーチそのものは規制するものではないのです。

もちろん、重い結果を起こすようなものは、行為自体を禁止する例もありますよ。
殺人なんかは典型ですね。
しかしこれは社会的制裁が足りないと言う部分でもそうですし、住み良い社会を作る為のルールという部分でも仕方のない所です。
それにこれは誰もが駄目だと理解する所ですから。
しかしヘイトスピーチは、どう判断するのか、おそらく個々個人によって色々な判断に分かれるでしょう。

ポイントは、社会的制裁を相応に受けるものなのか、公平なのか、ルールとして自由に勝る絶対に必要なものなのかという事です。
今回の川崎市のヘイトスピーチ罰則条例は、そのどれも満たしていないように思います。
社会的制裁は相応に受けるので、普通必要ありません。
日本人だけに科せれるという事で不公平です。
このルールが無ければ社会に大きな不安や問題が起こるのかと言えばそうではありません。
つまり全く不要の条例と言えますし、むしろあってはいけないものと言えるでしょう。

とにかく、道徳の時間に教えてやれるべき事、道徳規範や行為規範で済ませられるものを、無理に法や条例で規制するのは愚かです。
無駄に自由を奪う最悪の行為です。
表現や言論の自由を奪うこの条例に、私は反対します。
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