秋田の弁護士殺害事件が報道されていました。
事件をザックリ言うと、弁護士宅に犯人が押し入りました。
妻はすぐに警察に電話します。
そして来た警察は、その時『拳銃を持っていた弁護士』を取り押さえました。
その後、その取り押さえられた弁護士を犯人が刺殺したという事件です。
これで警察の過失を訴えたわけですが、裁判官の判決は過失とは言えないというものです。
説明として『秋田は平和でこういう事件を想定した訓練を受けておらず‥‥』というのです。
これを聞いたある人は、『これはおかしいだろ?!』と言っておりました。
確かに言い訳としてはおかしな感じがします。
ですが!!
同じ日本とはいえ地方には地方の文化土地柄がありますし、一言では否定できません。
こんな事件が起こるなんて思ってもみなかったと言われれば、それはそうなのかもしれないのです。
もちろんこれが国家防衛だとしたら取り返しがつかないので言い訳にはなりません。
ですが地方の土地柄としてなら、それはそれなりに聞く必要があります。
全世界日本の価値観を押し付けていいでしょうか?
そんなわけにはいかないのです。
とは言っても秋田も日本ですから、日本の法律によって、統一された価値観で判決を出さなければなりません。
人も1人亡くなっているわけですし、地方の文化で済ませられるものでもないのです。
では警察に過失があったのかと言われると、それも少しクエスチョンです。
駆け付けた所に拳銃を持った人がいたら、当然取り押さえますよね。
たとえその人が、『犯人はあっちだ!』と言った所で、それを聞き入れるのも違うでしょう。
離したら撃たれた!なんて事になる可能性だってあるのです。
この事件は、警察の過失を認めるのは違うと思います。
だからと言って弁護士が刺されて亡くなったのも無視はできません。
何が、誰が悪いのでしょうか。
当然犯人が全て一番悪いのです。
この裁判の判決は、訴え側の希望を受け入れるのも違いますし、逆もまた然りです。
私はこういう裁判は、『警察に過失は無かった。犯人に刑罰以外に被害者への賠償金も命じる』のが正しいと思います。
そしてそのお金を犯人が支払えない場合は、警察官ではなく警察が支払いを保障するのが良いと私は思います。
これは単純に今安易に思った感想です。
こういう判決を出せない理由とかあるのかもしれませんが、こういう判決が出せるような法整備はあって良い気がします。
どうでしょう?{笑}
さて、明日は選挙の投票日ですが、最高裁判所裁判官国民審査もあります。
今からでも遅くないので、よく考えて投票に行きたいですね。