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2020年1月27日月曜日

仮想通貨(暗号通貨)や電子マネーは基軸通貨になり得るのか?アメリカは基軸通貨『ドル』を守れるのか?

今朝、『日本で「デジタル人民元」警戒論、ドル基軸揺らぐ恐れ』という記事を見つけました。
そこですぐに自分の考えを呟きサイトでつぶやきました。
デジタル仮想通貨(暗号通貨)で世界はどう変わる?日本の進むべき道!

その後も考え、少しまとまってきた考えを今回は書きたいと思います。

まず仮想通貨(暗号通貨)などが、基軸通貨になり得るかという話からです。
結論から言えばなり得ます。
ただしそこにはいくつか条件が必要でしょう。
最も大きな条件は、『大国クラスの後ろ盾』かと思います。
アメリカか、中国か、それとも連合国による世界銀行になるのか、いくつかの可能性はあるでしょうが、まずそれが無いと難しいという結論に至りました。
理由は、価値の安定と、自由な発行が必要だからです。
例えば一企業の発行した仮想通貨が基軸通貨になるとして、発行量を制限していては広がりません。
必ず、世界の取引の為に必要な額の発行が常に必要になります。
それを一企業がどのように発行するのでしょうか。
何に使うのでしょうか。
今アメリカが享受している利益を、一企業が独占し、何をするのでしょうか。
大国クラスのパワーが無いとなかなか難しいと考えると、現実的には基軸通貨にはなり得ないと考えざるを得ません。
もちろん無理と断言するつもりはありませんし、あくまで可能性が低いという事です。

しかし、仮想通貨群が基軸通貨になる可能性はあります。
それぞれの取引によって、取引通貨が変るわけですね。
ただこれも可能性は低いと言わざるを得ません。
何故なら、利便性に劣るからです。
どれか一つに統一した方が、取引がしやすいわけです。
2,3種類に集約される可能性もありますが、その場合もやはり国家クラスの後ろ盾がないと難しいでしょう。

つまり、今後の基軸通貨争いは、仮想通貨など電子マネーの戦いというよりは、やはり国家の覇権争いという事になると思います。

ただし、電子マネー間の両替が格安、或いは無料で行われるようになれば話は別です。
世界の買い物も、それぞれのお金にすぐに変えてできるのなら、不便はありません。
そうなった時は『基軸通貨不要時代』ですから、アメリカの基軸通貨覇権は確実に崩壊する事になるのでしょう。

さてそのアメリカですが、基軸通貨が揺らげば大変な事になります。
基軸通貨による利益が享受できなくなるばかりか、今まで享受してきた利益が損失となって巻き戻されます。
正確には過度なインフレに向かう可能性があるという事です。
今までアメリカはドルをばら撒く為に、多くのモノを海外から買ってきました。
今度は、アメリカがモノを売ってドルを回収しなければならないわけです。
景気は良くなるでしょうね。
ドルはアメリカでしか使えなくなるわけですから、お金は全部アメリカに向かいます。
当然そうなれば、ちょっと規模が大きすぎるわけで、大きなインフレ、最悪ハイパーインフレが起こる事になるわけです。

でもよく考えてみれば、『明日から基軸通貨を別の仮想通貨にしますね』なんて事にはなりません。
それをすれば上記した通りの混乱は目に見えていますし、世界の国々も、当然アメリカもそれを避ける為に行動するでしょう。
ですから徐々にアメリカは基軸通貨を失っていく事になるのです。

さてその時どうなるのでしょうか。

世界の経済成長はまだまだ続くでしょう。
後進国も多いですしね。
だからいきなりドル発行が不要になるわけではありませんが、徐々に減って行き、きっとどこかで回収するべき量の方が大きくなる時がきます。
そうなればドルの価値がドンドン下がって行き、アメリカは好景気になるかもしれません。
しかしそれはインフレも伴い、海外から今までのようにモノが買えない状態ですから、働いても働いても生活が悪くなると言った状態になると思います。
そして気が付けば、アメリカはただの大国にまで落ちる事になります。
世界の警察なんて言ってはいられないでしょう。
自国を守るのも精一杯の、ただの国になるのです。

では日本はどうしたらいいのでしょうか。

いずれアメリカが基軸通貨の地位を失うのだとしたら、アメリカに守ってもらう今のような状態では居られません。
次の基軸通貨が中国主導なら、もう日本は呑み込まれると考えていいでしょうね。
それ以外だとしても、自国は自国で守る事が求められるようになります。
まずは国防力の強化が必要になるでしょう。
当面はアメリカの基軸通貨ドルを守る方向が良いですが、違う方向に進むのなら、悪い国が基軸通貨を発行する状態だけは阻止しなければなりません。

一つはいくつかの国が集まって共通の世界通貨を発行する方向。
もう一つは両替を簡単にして、基軸通貨の存在を無くす方向。
このどちらかをしないと、日本はいずれ窮地に追い込まれます。
それができたとしても、防衛力の強化は急務です。

実はまだまだ違う可能性が考えられる要素は多々あるのですが、おそらくこの辺りは間違いないのではないでしょうか。

①中国に基軸通貨の発行を許してはならない。
②アメリカはすぐではなくとも必ず衰退していく。
③日本は国防力を強化する必要がある。
④ドル資産の持ちすぎは避けた方がいい。

この辺りは当たっていると思いますので、政府にはよく考えていただき、先を見据えた対応を期待したいですね。

ちなみにアメリカが基軸通貨ドルを守れるのかどうかですが、仮想通貨ドルを発行すれば、当面守れるでしょう。
ただしそれも基軸通貨崩壊の始まりなわけで、いずれ技術の進歩で基軸通貨が不要な時代がくると思います。
ただそうなった場合でも、お金には国家の後ろ盾がかなり重要だと思いますよ。
何故なら、国家に住む以上、納税が必要ですから‥‥
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