どうも言っている意図や意味を理解しない人がいるようなので、少し書いておこうと思います。
まず最初に言っておきます。
日本が韓国を併合し植民地とした事は『事実』です。
記録にあるのですから間違いがありません。
そんな事は分かっています。
しかしでは、何故それがおかしいと言う人が大勢いるのでしょうか?
私も当然そう思います。
だから言います。
『併合なのに植民地って、言葉としておかしいんじゃないか?』とね。
事実なのに何がおかしいのか、それがこの学校教科書問題なのです。
そもそも植民地とは何でしょうか?
Google先生に聞けば『政治的・ 経済的に他国に支配され,国家の主権をもたない地域』と教えてくれます。
何もおかしくはないですね。
併合されれば主権はなく、国家の主権なんて無くなっている訳ですから当然です。
『併合され植民地とされた』という言葉に矛盾も何もありません。
ではどうして皆、『併合であって植民地じゃない!』と否定するのでしょうか?
それは『植民地』という言葉が持つ印象が『悪すぎる』からです。
そして日本は、その印象通りの『植民地支配』は行っていないからです。
欧米の植民地化は、正に印象通りの植民地支配でした。
原住民を人として扱わず支配し、酷い統治を行ったのです。
資源を搾取し、その地の者たちを奴隷のように扱いました。
そういう印象が『植民地』にはある訳です。
しかし日本の行った植民地政策は真逆でした。
現地人を人として扱い、日本や日本人以上の扱いで統治を行ったのです。
それもまた『植民地統治』と言えば間違いがありませんが、全く印象とは違いますよね。
だから多くの人が『おかしい』と声を上げるのです。
差別という言葉も同じような問題がありますよね。
『差別』と言えば当然悪い印象を受けます。
でも差別には『良い差別』も含まれる訳です。
植民地統治は、現地人を差別して行いました。
欧米人は現地人を差別して奴隷のように扱い、日本人は現地人を差別して大切に扱いました。
その植民地統治の違いが、『併合』=『植民地』という歴史的事実に間違った印象を与えているのです。
それを『嘘』というのも、『言葉の持つ意味が違う』のだから当たり前に言われて当然です。
『日本は韓国を併合し植民地とした』
正確には今の韓国ではなく大韓帝国(朝鮮)を併合し植民地としました。
でもその意味する所は欧米の云う植民地とは真逆でした。
それをちゃんと伝えないと、教科書は日本人の子供たちに間違った印象を与えてしまいます。
だから『嘘』だという批判が出て来る訳です。
『学校教科書問題』或いは『歴史教科書問題』と言われるのです。
『間違った印象を与える事実』は、他にもあるのが今の学校教科書です。
なので全てにおいて本当の事を伝えられる学校教科書にしてもらいたいものですね。
言葉においても、事実においても、印象においても。