その流れで掘り起こされたのか、当時のレスにいいねを付けた人がいたようで、それが私の目にとまりました。
レス全部には流石に目を通せないので見逃していたのですが、ちょっと面白かったので今になって取り上げる次第です。
ちなみに私は、選択的夫婦別姓には大反対の立場です。▼日本の伝統をよく知らない人「夫婦同姓は日本の伝統!」— 九郎政宗 🕊️【∃】🌈🚩🖖 (@claw2003) June 16, 2018
北条政子・源頼朝「#お前は何を言っているんだ」
日野富子・足利義政「#お前は何を言っているんだ」
鷹司信子・徳川綱吉「#お前は何を言っているんだ」
美智子・昭仁「私どもに おきましては 『同姓ではないこと』こそが 伝統であります」
しかしながら、当然その方が良いと思うようになれば意見を変えますし、別に話を聞かないわけではありません。
ただ過去に数多くの意見を検証した上で、大反対に至ったわけで、その流れは過去記事をご覧ください。
ちなみに過去記事は沢山あります。
リンク先の記事にだいたいリンクしてあると思いますので、そちらからご覧ください。
さて、今回ご紹介するツイートの何が面白かったかですが、上の名前の紹介は過去にも反論しているのでここでは割愛しますが、後で少し触れます。
先に面白かったと思った所を紹介すると、『美智子・昭仁』と書かれ、現在の上皇后と上皇の言葉が紹介されている所です。
おそらく皇后と天皇の立場の時におっしゃった言葉なのでしょうが、面白い事を言っていますよね。
これ、どこでどういう文脈で言った言葉なのでしょうか。
とりあえず一次資料が見たい所です。
で、これを見て選択的夫婦別姓と何が関係あるのでしょうか。
皇族はそもそも『苗字が無い』んですけれどね。
明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏が言っておられるので間違いないでしょう。
正式な名前は、天皇であり、皇后であり、現在は上皇であり上皇后であるわけです。
他も内親王姫殿下であったり、皇太子であったりするのです。
『皇族の名前は特別』であり、それと一緒にしてどうするのかって話です。
我々の今の名前の制度は明治の頃から始まったもので、あくまで皇室の在り方から習って決められた制度です。
女性が男性の家に嫁ぎ、それを分かりやすく名前に反映したものです。
皇室から習ったのは名前そのものではなく在り方なのです。
2680年の伝統である在り方を習った明治以来の伝統なのです。
ちなみにそれ以前は、名前に多少のルールは有っても時代によって変わってきていますし、結構自由に付けていました。
それでは明治以降困るという事でちゃんと制度化されたわけです。
それ以前は、呼び名なのか正式名称なのか曖昧です。
それを持ち出して『昔は別姓だった』というのは違うでしょう。
それもごく一部の例です。
その他大多数はどうなんでしょうね。
何にしても、選択的夫婦別姓は伝統でもなんでもないし、今の苗字制度の在り方は2680年の伝統そのものであり、苗字制度は明治以来の伝統と言えるのです。
いやしかし、上皇上皇后がそのような事をおっしゃっていたのは知りませんでした。
是非VTRがあるのなら見てみたいですね。