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2020年6月2日火曜日

緊急事態宣言やロックダウンに効果はあったのか?今後の為に最も良かった対応方法は?

自由主義社会という事で言えば、政府が国民の行動に制限を加えるというのは良くない事です。
そういう視点で見れば、何もしなかったスウェーデンやブラジルが良かったと言えるのかもしれません。
しかし私の考えとしては、結果的に国民のメリットとなるのなら、私は対応しても良いと思っています。
例えば全て自己責任としても、おそらく自由にやれば被害を被ってしまう国民も多数出るはずなのです。
そういう意味ではある一定の規制はやむを得ないのです。

そんなわけで、ここまでの新型コロナウイルス(COVID-19)対応を私の視点で評価してみたいと思います。

まず私は、アメリカの対応とスウェーデンの対応に着目して比べてみました。
感染者数と死者数から、アメリカは何もしないスウェーデンと比べて、25%から35%被害を抑えられているという計算結果になりました。
つまり緊急事態宣言やロックダウンは効果が有ったという事です。
しかしそれはメリットだけではありません。
経済的な落ち込みはかなり大きいですし、最近は暴動なんかも起きています。
それらを含めたら、果たしてどっちが良かったのかと考えざるを得ません。
アメリカならまだマシな方です。
イギリスなんかは経済的にもヤバいですが、被害もスウェーデンより大きいのではないでしょうか。
この辺りは計算していませんが、おそらく被害拡大の要因は『医療崩壊』にあったと思います。

では何故、何もしていないスウェーデンでは医療崩壊していないのに、イギリスでは医療崩壊が起こってしまったのでしょうか。
理由は3つ挙げられます。

①感染者対応に完璧を求めた

これは多くの先進国で言える事ですが、全ての感染者を入院ないし隔離して管理しようとした結果、医療リソースを大きく消費してしまう事になりました。
だから急な感染者の増加に対応できなかった国が結構あったように思います。
もしも風邪と同じように扱っていたら、スウェーデンのように医療崩壊は防げたのでしょう。
ちなみに、スウェーデンでは医療崩壊したという話が無かったので、そのように私は認識しています。

②患者が押し掛けた

恐怖を煽ったからなのか、それとも先進国の国民はちょっとした体調不良でも病院に行ってしまうのか、その理由はハッキリとはわかりません。
ただ、多くが病院に押し掛けてしまえば医療崩壊は起きてしまいます。
中国の武漢なんかはそうでしたよね。
そして逆に病院で感染が広がる事態となりました。

③PCR検査のやりすぎ

検査をやり過ぎて擬陽性が大量に出たという話もあります。
逆に偽陰性で感染を広げた人もいるのではないでしょうか。
医療崩壊は、病院の対応に問題があった場合もあるようです。

イギリスでは、最初集団免疫を目指すスウェーデンと同じ対応をしようとしました。
しかし患者が押し掛け、おそらく医療崩壊したがために途中で路線を変更せざるを得ない状況になってしまったのでしょう。
これは国民の行動予想が足りなかった為であり、そもそもイギリスで集団免疫を目指すには民度が足りなかった可能性がありますね。
だから一概にイギリスの対応を責めるのも違うと思いますが、何にしてもイギリスは最も対応を誤った国という事になるのではないでしょうか。
感染者死者数も多く、経済面でもかなり大きな被害を出しているでしょうからね。

そういう意味で考えると、アメリカはトータル的に見ればスウェーデンよりも悪い結果となる可能性がありますが、おそらくアメリカでもスウェーデンのような対応はできなかったと思われます。
だからこの辺りはどっちが良いとは言えないでしょうね。
スウェーデンの方が民度が高かったという事でしょう。

さて、ではどういう対応が一番良かったのでしょうか。
経済面も含め、最も良いAランク対応をしたのは、やはり台湾でしょうか。
もしも世界がまとまって連携して対応できるのなら話は違いますが、現在のように価値観が違う国が沢山ある世界においては、いち早く鎖国するのが最も良い対応だと感じます。
鎖国し国内を完璧に守る事で、経済損失を最大限守る事に成功しています。
この先の未来で、もしもまだ世界が一つになっていない段階で感染病が広がりそうな事態になれば、真っ先に鎖国するのが対応をとして望ましいでしょう。
ただし、できる国とできない国がありそうですけれどね。

日本はおそらく鎖国できない国だったのでしょうね。
次に対応の良かったのはBランクの日本だったかと思います。
鎖国はすぐにはできませんでしたが、医療崩壊を防ぎ、感染が拡大する前に対応して抑え込みました。
私は緊急事態宣言は不要だったと考えていますが、少なくとも経済と死者、両方で駄目という結果ではありません。
ただ、経済対策はもっとやれたと思いますから、そういう意味で日本政府を評価はできませんが、医療的視点から見ればほぼ完璧な結果と言えるでしょう。

次はアメリカとスウェーデンのCランクです。
やはり感染拡大前に対応ができなかったアメリカは日本よりもまずい対応となります。
しかしその後の対応で医療崩壊は避け、ある程度結果もだしたのでギリギリよくやったと言った所ではないでしょうか。
この程度の差であればスウェーデンの方が良かったのではないかと思うかもしれませんが、スウェーデンだけがこの対応をしても、世界の中でのメリットはあまりありません。
世界が揃ってこの対応をする場合にのみBランクと言った所です。
それでも日本が経済面でもしっかり対応していたら、日本はB+ですけれどね。

最も悪いDランクはイギリスです。
国民の行動を予想できず、最初に集団免疫を目指してしまいました。
最初から封じ込めに全力を出していたら、アメリカのように被害は抑えられたかもしれません。

一応この順位を付けましたが、日本はもしかしたらスウェーデンのような対応の方が良かった可能性は無きにしもあらずです。
理由は、自然免疫によってかなり感染が抑えられているようだからです。
※衛生環境や国民の予防意識も含む。
ただ、自然免疫はハッキリせず、それを期待して行動を決めるというのは難しいですね。
よく分からないものを期待してやるのはリスクが高いです。
だから日本の対応は今回ので間違っていなかったと私は思います。
惜しむらくは、定期的な給付金と減税をやって、緊急事態宣言ではなく情報を知らせる事でなんとか封じ込められていたらなと言った所です。

結論として、日本は日本においてほぼ最善の対応をしたと言えるでしょう。
ただし経済対策はもっとできたのではないかと思います。
そしてこの先の未来で同じような事が有った場合は、できれば素早く鎖国する事が最善手でしょう。
自然免疫など感染が広がりにくいメカニズム等がハッキリしてくれば、行動制限せずにやるという事もあるかもしれませんけれどね。


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