本当に暑い日が続きますね。
夏の甲子園が始まり、この暑さの中でやる事に疑問を呈す声も聞こえてきます。
確かに私は学生の頃、炎天下の中で部活動をしていましたが、こんな38度なんて気温は聞いた事が無かったようにも思います。
せいぜい33度くらいの記憶ですね。
もし私の記憶が正しければ、大阪で5度も気温が上昇している事になります。
流石にそんな環境でスポーツするのもどうかと思いますし、とりあえず調べてみる事にしました。
その前にここまでの私の考えをまとめておきます。
二酸化炭素による地球温暖化には懐疑的で、東京や大阪の気温が上がっている理由は、主にヒートアイランド現象であるというのが私の見方です。
理由は、第一に、近年の気温上昇は、平均気温で3度ほどで、ヒートアイランド現象による気温上昇が考えられる数字に当てはまる事。
第二に、沖縄地方など、近年気温の上昇が見られない地区も有る事。
第三に、逆に観測史上最低気温を記録した南極など、寒くなっている地区もある事です。
もしも地球温暖化が事実だとしたら、大阪だとヒートアイランドを含め、5,6度は上昇しているはずなのです。
現状平均気温を見る限りでは、ヒートアイランドによる上昇の範囲内ですから説明がつきません。
でも、もしかしたら最高気温、或いは最低気温での上昇もあり得ると思い、今回調べてみる事にしたわけです。
私が学生の頃、一体どれくらいの暑さの中で部活動をしていたのでしょうか。
感覚的には、そんなに大きく変わった感じはありません。
少なくとも大阪ではの話ですが。
ただ、東京では何度か本当にヤバい暑さを体感しているので、東京は東京で調べてみる必要があるでしょう。
とにかく今回は大阪です。
気象庁、過去の気象データより拝借してまいりましたデータです。
1883年、日清戦争よりも前からのデータが残っていますね。
その頃の大阪の最高気温は‥‥
既に34度から36度くらいを記録していますね。
近年せいぜい38度だと考えると、ヒートアイランドで説明がつく程度に思えます。
1947年、戦後になって38度をようやく記録。
これだけだとまだイレギュラーな感じがしますが、その後は全体的に1度ほど上昇している気がします。
そしてちょくちょく38度台を記録していますね。
そして1994年に39度台を記録です。
その後は39度台はありませんが、全体的に気温が2度ほど上昇している感じです。
この結果だと、むしろ平均気温の上昇よりも変わらない結果と言えるでしょう。
ざっと見た感じ、明治の頃と比べると2度ほど上がっているようですが、戦後で見るとあまり変わりません。
ただ、高い気温の回数が増えているだけで、上がっているわけではなさそうです。
平均気温でみる以上に、温暖化していないようです。
私が部活動に励んでいた頃にも38度台を何度か記録しており、高校野球において、昔より暑くなっているからという説明は通じない気がします。
確かに言われてみればそうで、私は学生の頃熱中症一歩手前まで行きましたが、それと今は対して変わらないのです。
ちゃんと気を付けていれば、そして鍛えていれば、少なくとも我々世代の高校球児と今は同じと言えるでしょう。
それに、データ画像をよく見ると分かりますが、湿度が昔よりも下がっている事が分かります。
湿度が下がれば体感温度は下がるわけで、暑さを感じるか感じないかと言えば、ほとんど昔と変わらないのではないでしょうか。
では一応、最低気温からも見てみますか。
アレ?2,3度どころか、5,6度上がってますよ。
これは、平均気温を押し上げているのは、むしろ最低気温が上がったと考えた方が良さそうです。
つまり、少なくとも大阪という場所においては、温暖化しているというよりは、むしろ快適な気温になっていると考えた方が良さそうです。
最高気温はあまり変わらず、湿度は下がり、寒さが和らいでいるわけです。
これがもしも地球温暖化の影響だとしたら、むしろ大阪人としては歓迎するべきですね。{笑}
まあ正直な所、ヒートアイランド現象以上に、説明できる要素は全くありませんでした。
冬に気温が上がるのは、ヒートアイランド現象としては当然にも思えます。
例えば夏の気温があがるヒートアイランドは、室内を冷やす為に熱を発するわけですが、冬は、室内を温める為に熱を発するダブル発熱だからです。
今回大阪の気温データを見た感じでは、地球温暖化は無いと言えるでしょう。
気温は確かに上がっていますが、ヒートアイランド現象という説明が一番正しいように思います。
そして夏の甲子園や炎天下の部活動に関しては、私たちがやって来た程度ですから、今まで通りやれると思います。
私が今、炎天下で仕事ができるのも、学生の頃にそうやって鍛えてきたからだと思いますし、良いのではないでしょうか。
ただ、これで地球温暖化が無いとは言い切れません。
逆にあるってのも全く言えないと思います。
気温が上がっている地域もあれば、下がっている地域もあるわけで、ただ気候が変動しているだけとも考えられるのです。
そんなわけで、引き続きこの問題に関しては見ていきたいと思います。